今年の夏も暑いですね。お高い存在になり、うなぎ様にも見捨てられました。
そんなときには怪談話です。
大学時代はお金が無かった為、安く遊べる心霊スポット巡りで夜中は遊んでいました。
とは言っても、何かが起こるわけでもなく、心霊写真が撮れるわけでもなく、喋りながらみんなで車でどっか行く程度のもので、いつも何もありません。
ただこういうことは時々起こるのです。
そこはG県にある自殺の名所の橋。
夜中2時くらいのベストタイムに到着。
宝くじのように後でドキドキしたいということもあり、写真は使い捨てカメラを使い後で現像してました。
デジカメで撮影してその時になにかあってもイヤなので・・・・・。
橋の上や橋の下の写真を撮り、やはり何も起こらずその日は解散。
写真の現像を引き受け帰宅、昼間に寝て荷物を持って実家に帰りました。
混むのがイヤなので、いつも夜中に帰ります。
その日は朝の3時くらいに実家に着きました。
車から降りるときにふと目に付いた使い捨てカメラ。
その時は何気なくもって部屋へ。
そのまま寝たので、カメラは枕元へ。なにかが起こりそうですね。
眠りに付いた頃、使い捨てカメラのフレッシュのスイッチをいれた
「チュイーーーン」と言う音で目が覚めました。
来ました金縛り。本当に動くのは首から上だけなんですね。
そこで暗い部屋を見渡すと足元に誰か立ってる。しかも天井からも逆さにもう一人。
部屋が暗いのでシルエットだけですが、人のサイズであることは解ります。
しばらく見ていると天井の一人はすっと消えていきます。
しかしまだ足元の一人が残っています。しかも結構長い時間。
あの頃は若かった。「ぺっぺっぺっ」と唾で抵抗してみたのです。
すると次の瞬間こっちに倒れこんできたのです。
顔と顔が当たる瞬間、意識を失い気がつくと朝でした。
夢かと思って立ち上がろうとすると布団が唾で濡れていました。